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    2月27日金曜日、その日は寒く、東京でも小雪がちらついていました。
    私は仕事を終え、少し遅めに帰宅しました。その時点では頭の中は晩御飯のことで一杯です。
    家の電話に留守電が入っているのに気付き、再生すると母から。
    「母さんです。今日のお昼過ぎ、小雪が死にました。明日帰って来られますか?折り返し電話下さいね。」
    私は母に電話で今すぐに帰る旨を告げ、その日の晩のうちに品川の実家に帰りました。
    実家まで乗換えが2回あるのですが、五反田で東急池上線に乗り換えるはずが、乗り過ごして
    大崎まで行ってしまいました。明らかにどうかしていたのでしょう。
    実家に着いたのは23時頃、祖母は先に寝てしまっていましたが、他の家族は皆小雪の亡骸の前に居ました。
    腎臓などに病を抱えていましたし、もうすぐ二十歳ですから多少なりとも覚悟はしていたつもりです。
    陳腐な表現ですが、小雪はまるで眠っているようでした。
    今にも起き上がってふにゃーっと伸びをしそうじゃないですか。起き上がりなさいよ。
    何とも空しい願いです。

    姉は随分と泣いていたのでしょう。眼鏡に涙が溜まって水中眼鏡みたいになっています。
    勿論、私もです。
    小雪は、文字通り小雪ちらつく日に旅立ちました。運命だったのでしょうね。
    家族が既にペット葬儀の業者さんに手はずを整えておりましたが、都合で「合同葬」ということになりました。
    この後はあまり思い出したくありません。

    さようなら、小雪。
    私はこれと言って特にどんな宗教にも思い入れがありません。
    私が死ぬときは、小雪に迎えに来て欲しい。
    そのピンク色の可愛い肉球で、死に際の私の頬を撫でて欲しい。
    再び水中眼鏡をかけつつ、今そんなことを思っています。

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